こんにちは。
仙台宮城住宅ローン相談カウンターの熊谷です。
何千万円ものマイホームは人生最大の買い物であり、人生の一大イベントであることは間違いありませんが、その成否を握るのがあなたの信用情報です。「ブラックリスト」という言葉と共に「異動」の表示が最も恐れられていますが、実はこの「異動」以外にも住宅ローン審査に大きな影響を与える、見落としがちなサインが存在します。
そこで今回は、「 住宅ローン審査を前に確認したい!「異動」表示だけじゃない信用情報のリスク」と題して、信用情報機関の記録に隠された、審査でNGを出されかねない「異動」以外のネガティブな表示について解説します。
😱 信用情報の「異動」とは?
まず、基本となる「異動」について再確認しましょう。
「異動」は、信用情報における最も重いネガティブ情報です。これは、主に以下の深刻な金融事故が発生した場合に記録されます。
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長期延滞: 返済期日を61日以上、または3ヶ月以上経過しても返済が確認されない場合。
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債務整理: 破産、民事再生、任意整理など、法的な債務整理手続きを行った場合。
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代位弁済・保証履行: ローンが返済できなくなり、保証会社が債務者に代わって残金を一括で金融機関に支払った場合。
この「異動」情報が登録されている間(一般的に、事故情報が解消されてから5年~7年程度)、住宅ローンの審査を通過することは極めて困難になります。
⚠️ 見落としがちなリスク!「異動」以外のネガティブサイン
信用情報機関に開示請求を行った際、「異動」の文字がなくても安心はできません。金融機関の審査担当者がチェックする、日常的な利用履歴から読み取れるリスク情報があります。
1. 月々の入金状況を示す符号(P, A, B, Cなど)
クレジットカードやキャッシング、各種ローンの月々の返済状況は、「入金状況」という項目に符号(アルファベット)で記録されています。
| 符号 | 意味 | 審査への影響 |
| $ | 請求通り(期日通り)の入金があった。 | 優良な情報。理想的な状態。 |
| P | 請求額の一部が入金された。 | 延滞ではないが、毎月の入金が不安定と見なされる場合がある。 |
| A | 債権者(金融機関)の都合で入金がなかった。 | 基本的にネガティブではないが、稀に利用停止などが原因の場合がある。 |
| B/C | 期日までに全額の入金がなかった(遅延)。 | ネガティブ情報。特に連続している場合は要注意。 |
🔑 審査でのチェックポイント
住宅ローン審査では、この符号が過去2年間でどう推移しているかが厳しくチェックされます。
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単発の「B」や「C」: うっかりミスとして許容される可能性もあります。
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頻繁な「B」や「C」: 複数の月にわたって遅延の記録がある場合、「ルーズな性格で、住宅ローン返済も遅延するリスクがある」と判断され、審査落ちの原因となる可能性が非常に高くなります。
これは「異動」に該当するほどの長期延滞でなくとも、「返済習慣の悪さ」として判断される重要なネガティブサインなのです。
2. 「延滞」の明確な表示
信用情報機関によっては、「延滞」という文字が「異動」とは別に、または「異動」情報の一部として明確に表示されることがあります。これは、長期延滞が発生したことを意味し、「異動」に限りなく近い、非常に重いネガティブ情報です。代位弁済や保証履行に至っていなくても、この「延滞」の事実があるだけで、住宅ローン審査は一気に不利になります。
3. 債権が移転している記録
特定のローンやクレジットカードの契約情報において、「保証会社へ債権譲渡」や「サービサーへの債権譲渡」といった記録が残っている場合があります。これは、金融機関が自力での回収を諦め、保証会社や債権回収会社に債権を売却(譲渡)したことを示しており、実質的に長期延滞や債務不履行の状態にあったことを示唆します。これも審査で非常に不利になるサインです。
🔑 審査通過のための最重要ステップ
住宅ローンは、数十年にわたる長期契約です。
金融機関は、あなたが「約束された期日に、約束された金額を、確実に払い続けられる人物か」という点のみを見ています。
審査を検討する前に、なるべくご自身で信用情報機関へ情報開示請求を行いましょう。
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CIC(クレジットインフォメーションセンター)
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JICC(日本信用情報機構)
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KSC(全国銀行個人信用情報センター)
これらの情報機関に開示された情報をもとに、もしネガティブな情報(異動、長期延滞、頻繁な遅延符号など)が確認された場合は、情報が消えるのを待ってから(一般的に5年〜7年後)、住宅ローンに申し込むのが最も確実な戦略となります。
信用情報の傷は、自己申告で治るものではありません。
自分の信用情報と真摯に向き合い、万全の状態で夢のマイホーム計画を進めましょう。
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宮城県知事(3)6160号
仙台宮城住宅ローン相談カウンター
株式会社 日興管財
代表取締役 熊谷 求(宅地建物取引士)
電話:022-227-9787
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