こんにちは。
仙台宮城住宅ローン相談カウンターの熊谷です。
「転職したばかりで勤続年数が短いけれど、マイホームを諦めたくない……」
「銀行のホームページには『勤続3年以上』って書いてある。半年じゃやっぱり無理かな?」
そんな不安を抱えている方は、実は非常に多いです。一般的に住宅ローン審査において「勤続年数」は、安定した返済能力を測るための最重要項目の一つとされてきました。
しかし、時代は変わっています。現在は「働き方の多様化」が進み、キャリアアップのための転職はむしろポジティブに捉える金融機関も増えているのです。
今回は、転職後わずか6ヶ月という状況で、4,500万円のフルローン(に近い融資)を勝ち取った34歳エンジニア・Aさんの実例を深掘りします。
1. プロフィール:順調なキャリアの落とし穴
まずは、今回の主人公であるAさんの状況を見てみましょう。
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年齢: 34歳
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家族構成: 妻(専業主婦)、子(2歳)
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職業: ITエンジニア(アプリ開発)
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年収: 750万円(前職は650万円)
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勤続年数: 6ヶ月
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物件: 新築建売戸建て(4,800万円)
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自己資金: 450万円(諸経費+頭金の一部)
Aさんは、より高い技術を磨くため、そして家族のために年収を上げるために、半年前により好条件の企業へ転職しました。仕事も順調で、生活も安定。そこで「そろそろ子供も大きくなるし、家を」と考えたのですが、不動産会社の担当者から衝撃の一言を告げられます。
「Aさん、年収は十分ですが……勤続半年だと、大手銀行はほぼ門前払いかもしれません」
2. 最初の挫折:大手銀行での「形式的な拒絶」
Aさんはダメ元で、金利の低さに惹かれて某メガバンクの事前審査に申し込みました。しかし、結果は「否決」。
理由は明確でした。「当行の規定により、勤続1年未満の方は審査の土台に乗りません」という、中身を見る以前の「足切り」です。
Aさんは落ち込みました。「自分はこれだけ頑張って年収も上げたのに、銀行にとっては『たった半年』という数字でしか判断されないのか……」と。
しかし、ここからがAさんの逆転劇の始まりです。
3. 戦略の転換:銀行を「説得」するための3つの武器
Aさんは、住宅ローンに強い専門のファイナンシャルプランナー(FP)に相談しました。そこで教わったのは、「銀行は『勤続年数』そのものを見ているのではなく、その裏にある『収入の継続性』を疑っているだけだ」ということです。
つまり、「来月クビになったり、すぐ辞めたりしないよね?」という銀行の不安を解消できれば、チャンスはある。
Aさんは以下の3つの武器を揃えました。
① 職務経歴書(スキルシート)の作成
単なる「転職」ではなく、これは「一貫したキャリアの延長線上にある」ことを証明するために、AさんはITエンジニアとしての詳細な職務経歴書を作成しました。
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どんな言語を使い、どんなプロジェクトを成功させてきたか。
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前職と現職で、業務内容にどのような関連性があるか。
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なぜ、このタイミングで転職する必要があったのか(ステップアップ)。
これを提出することで、銀行の担当者に「この人は今の会社を辞めても、どこでも通用するスキルがある=食いっぱぐれない」という安心感を与えたのです。
② 「見込み年収」の論理的証明
転職して半年だと、源泉徴収票がありません。そのため、直近6ヶ月の給与明細と賞与規定を提出し、今年度の「見込み年収」を計算。さらに、会社から「年収見込み証明書」を発行してもらいました。 これにより、前職の650万円から750万円に、「確かに年収が上がっている」というポジティブな事実を客観的な数字で示しました。
③ 徹底的な「銀行選び」
FPのアドバイスにより、最初から「勤続年数に厳しいメガバンク」を避け、以下の2つに絞ってアプローチしました。
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ネット銀行(一部): キャリアアップ転職に理解があり、前職との合計勤続年数を見てくれるところ。
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地元の地方銀行: 個別の事情を深くヒアリングしてくれる担当者がいるところ。
4. 審査通過の瞬間:銀行が評価したポイント
最終的に、Aさんは地方銀行から「満額承認」の返事をもらいました。さらに、ネット銀行からも「自己資金1割」を条件に承認が出ました。
銀行がAさんのどこを評価したのか。担当者が漏らした本音はこうでした。
「勤続年数が短いのは確かにリスクですが、Aさんの場合、『同業種・同職種への転職』であり、なおかつ『年収が明確に上がっている』。これは単なる転職ではなく、市場価値が高い証拠だと判断しました。また、自己資金をしっかり貯めておられたことも、計画性の高さとして評価に繋がりました」
Aさんが用意していた450万円の自己資金。これは、「転職直後でローンを組むなら、少しでも銀行のリスクを減らそう」というAさんの誠意として受け取られたのです。
5. 転職直後で審査を通すための「チェックリスト」
Aさんの事例から学べる、審査通過のポイントをまとめます。もしあなたが今、同じ状況なら、以下の項目をチェックしてみてください。
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同業種への転職か?
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未経験職種への転職だと、審査は一気に厳しくなります。「これまでの経験が活きる仕事」であることが重要です。
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年収は維持、またはアップしているか?
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年収が下がっての転職は、「生活が苦しくなるのでは?」とネガティブに捉えられます。
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前職との「空白期間」はないか?
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転職の間に数ヶ月の無職期間があると、銀行は「計画性がない」と判断しがちです。即日、または1ヶ月以内の入社が望ましいです。
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自己資金(頭金)を用意できるか?
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「勤続年数が短い」というマイナスを、「貯金がある」というプラスで相殺します。物件価格の10%程度あると非常に有利です。
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その銀行の「審査基準」を調べているか?
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「勤続1年以上」と明記している銀行もあれば、「前職通算で2年以上」でOKという銀行もあります。事前のリサーチが成否を分けます。
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6. まとめ:数字の裏にある「信頼」を勝ち取ろう
「勤続3年」という言葉は、あくまで銀行が「楽に審査するための目安」に過ぎません。
Aさんの事例が証明しているのは、「自分がいかに安定した人間であり、将来にわたって返済していく意志と能力があるか」を、丁寧な書類と戦略で示せば、銀行は動いてくれるということです。
転職したばかりで「今はまだ無理だ」と諦める必要はありません。まずは、あなたのキャリアを正当に評価してくれる銀行や、その橋渡しをしてくれるプロに相談することから始めてみてください。
住宅ローンは、あなたの過去を裁くためのものではなく、あなたの「未来の生活」を支えるための道具です。
正しい準備をして、堂々と審査に臨みましょう!
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宮城県で昭和60年創業
宮城県知事(3)6160号
仙台宮城住宅ローン相談カウンター
株式会社 日興管財
代表取締役 熊谷 求(宅地建物取引士)
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